isoフリーの威力
新機種には続々と取り入れられている機能であるISOフリー設定の紹介です。これは撮影の状況に合わせてカメラがisoを自動的に変化させる便利な機能です。セッティングはisoの最低、最高を決めるだけで完了します。このisoフリーセッティングはどの様な時に効果を出せるか具体的な例を交えて説明します。
先日ベリーダンスの公演撮影に行ってきました。このダンスはその名の通り「おなか」を震わせセクシーに踊ります。元々動きの早いダンスですが上級者になると肉眼では捉えきれない動きの数々が魅力とも言えます。
この早くて繊細な動きを静止させて撮るのがこの撮影の醍醐味といえます。そこで活躍するのがisoフリーセッティングです。
今回使用したカメラはキャノンD1xです。isoの設定可能範囲は50~約200,000ですが、今回は100~52,600の範囲にセッティングしました。
50,000以上では写真画質も低下することも考えられましたが「動きを止めて撮る」ことを優先させた結果です。
肉眼でステージを見ながら絞りを決めていく
マニュアルセッティングで撮影を開始しました。その理由は肉眼で見ている(ファインダー越しでなく)色、明るさそのままに写真に収めたいと思ったからです。そのためにはマニュアルセッティングで仕上がりの明るさを調節しながら撮ると出来ます。まずはシャッタースピードを変えることにより明度の調節をします。それでも適正な明るさにならなかった時は絞りで明度調節します。暗がりで撮影する場合、絞りこむと画像の荒れが目立つのでそれを避けるためシャッタースピードがら変更していきます。結果
美しく撮れるiso範囲は上限16,000~20,000程度、ぎりぎり25,600という結果でした。絞り範囲は5.6~11程度です。シャッタースピードはステージの光コントラストが高いため60分の1~8,000分の1となっています。
撮影前に肉眼でステージの上の被写体を確認し、カメラにマニュアルでセッティングするこの手法がステージ上のライティングと同じように撮影する手法となります。
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しろくまフォト